国宝・金印レプリカ贈呈式
in 住吉小・中学校
2018年2月23日 住吉小・中学校
1996年から小学校を対象にスタートした贈呈式で、中学生も一緒に参加したのは初めてのことです。
はじめに金印倶楽部の出光芳秀会長が金印から歴史を学び、世界に羽ばたいてほしいとの挨拶がありました。
報道関係者も取材に訪れ、テレビや新聞でも取り上げられました。
金印をめぐる数々の謎に、生徒たちは聞き入っていました。
教科書とは違った講談による「語り」の面白さにも興味を掻き立てられたようです。
-小さな贈り物に詰まった大きな志-
子どもたちに金印を贈り、大人は心元気で応援しましょう。これからも「小さな博物館」を増やしていきたいと頑張って参ります。皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。
-広がる小さな博物館-
協賛企業10数社が金印BOXを社内に陳列して、運動の広がりにご協力をいただいております。これからは一般の方々にも呼びかけて、運動の輪を広げていきます。
国宝 金印レプリカ贈呈式 in住吉小・中学校
主催 | NPO法人 金印倶楽部 |
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特別協賛 | 公益社団法人 福岡中部法人会 |
後援 | 福岡県 福岡県教育委員会 福岡市 福岡市教育委員会 朝日新聞社 毎日新聞社 読売新聞社 産経新聞社 日本経済新聞社西部支社 西日本新聞社 西日本リビング新聞社 NHK福岡放送 RKB毎日放送 九州朝日放送 TNCテレビ西日本 FBS福岡放送 TVQ九州放送 |
国宝・金印レプリカ贈呈式
in 姪浜中学校
2018年6月19日 福岡市立姪浜中学校
「小さな博物館運動」は小学校から中学校に拡大しています。
福岡市の全中学校では元服を迎える満14歳の2年生を対象に「立志式」が行われています。
この日、大人になる式典を迎える生徒たちはそれぞれの志や夢を宣言し、実現への決意を誓います。
「明日は君たちの手の中にある」との思いを込めて、金印倶楽部は先人たちのロマンに触れる歴史授業の教材として、また世界にはばたく「立志」のシンボルとして、金印レプリカを寄贈。
さらに各界から講師を招いて、生徒たちを励ます「立志講演会」を提供しています。
金印レプリカを贈呈。授業にも使います
姪浜中学校では5時限目の午後2時半から「金印レプリカ贈呈式」と「立志講演会」が行われました。参加したのは全校生約900人。
はじめに当倶楽部の権藤宣威理事長から渡部保介校長先生に純銀製の金印レプリカ1個、生徒代表に同じく合金製2個を贈呈。併せて小冊子『海人たちの夢-国宝・金印物語』が手渡されました。
大志でなくても、小さな志でもいい
講演は、当倶楽部の理事・陣川桂三氏(前福岡大学人文学部教授)で、演題は「志をもとう」。
陣川氏は姪浜中学校の卒業生でもあり、当日を楽しみにしていました。
中学時代には体も弱くて、よく泣かされたこと。模擬試験で訪れた高校で剣道に出会い、強くなりたい一心で、同校に進学して剣道部に入部。それからの「小さな志」は剣道ひと筋で強くなることだった。猛げいこに励んで、主将になり、全国大会にも出場したこと。教職の道も剣道が導いてくれた。
ありのままの中学時代の自分の姿を語る言葉に、生徒たちは引きつけられていました。
「大志でなくても、小さな志でもいい、何かひとつ、志を持ってほしい」前途ある後輩たちに、先輩からの温かい応援メッセージが贈られました。
国宝・金印レプリカ贈呈式
in 香椎第二中学校
2018年9月21日 福岡市立香椎第二中学校
明倫中学校の正門前には地元出身の幕末の志士・橋本左内の像があります。
橋本左内が数え年15歳のときに書いた『啓発録』のなかに「立志」の一節があり、これが「立志式」の由来といわれています。明倫館中学校は、いわば立志式の本家ともいえる学校です。
橋本左内が26歳で処刑された安政の大獄から159年。福岡市と福井市で元服を迎える若者たちの交流が始まったことに、わくわくするようなご縁を感じます。
続いて、福岡大学教授の菊池祐次氏が講演。
演題は「あなたがそこにいるだけで周りの人を幸せにしている」。
炭鉱の町・田川で生まれ育ち、とても貧しかったけれど、当時はそれが当たり前だったこと。からだを真っ黒にして地下から上がってくる大人たちの働く姿。家には机がなく、ノートの使い方を工夫して勉強したことなど、生徒たちは背筋を伸ばして聴き入っていました。
子どもの頃は嫌いだった身内の人が、いま思えば自分を愛していてくれたこと、不登校になった子どもとの会話、なにげない日々の生活に幸せを感じていることなど、たぶん学校では聞けないような話ばかりでした。
海外と日本の中学生のアンケート調査の内容も紹介されて、「皆さんの存在自体に価値がある。そこに自信を持って、思い切りチャレンジしてほしい」と呼びかけていました。
国宝・金印レプリカ贈呈式
in 多々良中学校
2018年11月10日 福岡市立多々良中学校
同校の立志式は来年の2月23日です。しかし、それ以前に「立志講演会」を希望する学校も多く、立志式までに、志についてどう考えるかという事前学習の意味があります。それだけ学校も生徒たちも「立志式」を重く見ているということです。
出光会長は挨拶のなかで、国宝・金印にまつわる郷土の先人たちの交流する心と勇気をたたえ、「大きな志をもってほしい。挫けそうなときには金印を思い出して、苦難を乗り越えてほしい」と話しかけていました。
立志講演会の講師は当倶楽部の島田隆副理事長(福岡運輸ホールディングス最高顧問)です。演題は「少年よ、大志を抱け」。
島田氏も日本の現状に危機感を持ち、地域ぐるみで世界に通用する子どもたちを育てるしか、日本の未来はないという考えをお持ちです。
「志は夢ではありません。自分がこうなりたいという強烈な思いが志です。また、それを実現するための自分に対する厳しい諫めも志です。だから志を立てたときから戦いが始まっているのです。」
おそらく生徒たちは初めて聞く、核心の言葉だったのではないでしょうか。
幼くして父を病気で亡くし、生まれ故郷の福井から母の郷里の福岡に転居してきたこと。母親から「自分の命は自分で守れ」、「男なら独りで生きていきなさい」といわれたこと。高卒後、東京で出て、営業でがんばったこと。福岡運輸の創業者との出会いなど、生身の体験談に生徒たちは引き込まれていました。
人との出会いの大切さ、一目置かれる人間になること、いまも英語の勉強や1時間のランニングを続けていること、社員を大切にする姿勢など、たくさんの「ためになる言葉」を贈っていました。