国宝・金印レプリカ贈呈式
in照葉北小学校
2020年1月21日 福岡市立照葉北小学校
冬晴れの午後2時から福岡市立照葉北小学校で金印レプリカ贈呈式を開催しました。博多湾のアイランドシティの東部にある照葉北小学校は急激な人口増を受けて、昨年4月に開校したばかりです。
学校の体育館に勢ぞろいしたのは5、6年生約160人。金印倶楽部からは出光芳秀会長、権藤宣威事務局長、講談師で金印特命大使の神田紅師匠、教育部会から3人の先生、計6人が臨席しました。その他、事務局スタッフ数人も参加。
まず隈本良知校長先生の挨拶に続いて、出光会長から主催者挨拶がありました。国宝・金印にまつわる謎の話、約2,000年も前に中国に渡った郷土の先輩たちのチャレンジ精神や冒険心のこと、そして友だちを大事にしてほしい、友だちが人生の自分の宝になります、というメッセージが贈られました。
そして神田紅師匠が登場。金印をめぐる謎解きの問いかけには児童たちは元気よく手を上げて、しばし大興奮のひとときでした。
続いて、紅師匠と福岡紅塾の塾生・金印亭紅梅さんによる講談「国宝・金印物語」が始まると、児童たちから笑い声や歓声が沸き起こりました。天明4(1784)年2月23日、志賀島での金印発見のシーン、その金印を鑑定した亀井南冥も登場する芝居と講談がセットになった語り部の芸に、児童たちは初めて聞く講談の楽しさも知ったようでした。
引き続き、出光会長から隈本校長に金印レプリカBOXを贈呈。神田紅師匠から5年3クラス、6年2クラスの代表5人に金印レプリカが手渡されました。金色に輝く金印レプリカを手にした児童たちは「小さいけど、重い」とうれしそう。これで金印倶楽部「小さな博物館運動」の金印贈呈校は延べ219校になりました。